物思う春
今回は暗くて重い話になります。
最近、身の周りが慌ただしく変化していきます。
違う支所にいた同期の同僚が突然亡くなりました。
余りにも突然に。
私よりも若い人で、小学生にも満たない小さな子供が2人いました。
その人の奥さんも職場の同期で、違う支所ながらも、子持ちで育休明けで、お互いの環境が近いこともあり、最近よく子育てや育休復帰の相談のメールをしていた仲でした。
この春の異動で所属支所が近くなるから、
久々に会って色々話したいね、って言い合っていました。
連絡を受けた時はショックで言葉も出ませんでした。
先日お葬式でお見送りをしてきました。
何も言わず横たわる同僚がもう二度と目を覚まさない、というのが信じられませんでした。
お葬式が終われば、棺おけからムクッと起き上がって、お葬式の出来事を冗談交じりで同期でワイワイ話をするような錯覚がしました‥
そして、奥さんである友人には‥かける言葉がありません‥
その横にいるまだ状況もわからず遊んでいる小さな姉と弟。お姉ちゃんは、お人形さんの髪を櫛でとかして、弟くんは無邪気にキョロキョロとしていました。
下を向いたままの同僚のお母様。
数年前に二人の結婚式で挨拶をしたお父様が葬儀の最後に挨拶をされました。
‥遣る瀬無い気持ちで一杯です。
実は私、実母を20年前に亡くしていまして。
家族を亡くすって、もう、「辛い」とかそういうレベルじゃないんですよね。
その人が、今まで動いて呼吸していたその空間突然消えてしまう。
声をかければ、電話をすれば、メールすれば
応えてくれるはずの存在がどこを探してもいない。
ふと聞きたいことがあって、その人に聞こうと思ってもその答えは永久に分からないんですよ。
存在が無くなってしまうその虚しさ。
母を亡くした悲しみも時が経つにつれ過去になりましたが、今回の事で亡くした当初の虚無感が蘇りました。
死んだら全てが終わってしまう。
当たり前だった日常にある日突然無慈悲に容赦なく幕が降りてしまう。
残された者たちは、どうやって生きていけばいいのか、余りにも重たすぎる問いです‥‥
今回はただただ気持ちの吐き出しになってしまい、不快になられた方がいましたらすいません。
次回からは通常に戻ります。
ではおやすみなさい。